2nd ミッシェル・ドント・ワナ・クライ

出演■

杉山薫(ナイロン100℃) 仁田原早苗 長谷川香

柴田雄平 相田剛志 堺沢隆史 

皮村猛(マリッヂ・ブルー) 三ッ峰洋

作・演出■

大山鎬則

スタッフ■

舞台監督:山崎総司/照明:シバタユキエ/音響:伝井幸洋

宣伝美術:上田大樹/宣伝写真;川谷美奈/企画製作:シグナルズ

行きき止まりの路地に建つ、古いアパートの一室、ある劇団の事務所。

制作のケイコと、書きたいけど書くことを

もう6年もためらっている、演出のケンジ。


2人がこの部屋を居場所に決めて、6年が経った。

まずまずうまく流れてきた、2人の時間—。
だけど今日、その流れは突然淀み出す。
本を書いてくれていた、田之上の言葉で「ゴメン、俺もう書けないんだ。」

新しく入ってきた制作のお手伝い、ミホは、

ケンジが好きだから劇団を手伝っている、芝居は別に好きじゃない。

そんな彼女が、今日ウソをつく。
「本、私が書きますよ、前にも書いたことあるし。」
題名まで、つけた。
ケンジが好きな映画と似たタイトル「恋する東京。」

あの時2人で見た映画。

あの時ケンジがケイコにあげたぬいぐるみ。

濃い青の空。
もう処理できない、古い書類の山。
ラジオから流れる、かつて劇団員だったDJの声。

あの時高すぎた空。空と同じ色のチラシ。

ケイコの手に余る、全ての、こと—。
空の色さえ日に日に変わるんだから、あのコと私の心だって、変わる。
それは、ホントウのこと。

シグナルズが送る、ホントウのことに納得できない人達の、

ホントウのハッピーエンド。
きっと泣ける(ハズ)…きっと、泣ける。

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